毒入りコーヒーを飲んで自殺したとされる箕輪家長男の要。十三回忌の嵐の夜、今度は父親の征一が同じ状況で死んだ。道路が冠水して医者や警察も来られないクローズドサークル下で、過去と現在の事件が重なり合う。【「TRCMARC」の商品解説】仕掛けられた「騙り」の罠
十三回忌の夜、嵐で孤立した家で起きた事件の真相とは?
市川憂人さん推薦!
「誰が毒を入れたのか?
油断するなかれ。大胆かつ巧妙に淹れられたその謎は、単純に見えて深く濃い。
カップの底から真相が浮かび上がるとき、読者は『自分が何服も盛られていた』ことに気付くだろう」
(あらすじ)
自室で毒入りコーヒーを飲んで自殺したとされている箕輪家長男の要。
遺書と書かれた便箋こそ見つかったものの、その中身は白紙だった。
十二年後、十三回忌に家族が集まった嵐の夜に、今度は父親の征一が死んだ。
傍らには毒が入ったと思しきコーヒーと白紙の遺書――要のときと同じ状況だった。
道路が冠水して医者や警察も来られないクローズドサークル下で、過去と現在の事件が重なり合う!『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞しデビュー、『2021本格ミステリ・ベスト10』にもランクインするなど、業界からも注目を集める著者、書下ろし文庫最新作!嵐の夜には、家族に「死」が訪れる……。あまりにも似た二つの死の現場に隠された真相とは!?大胆な仕掛けが幾重にも張り巡らされた本格ミステリー。箕輪家の長男・要は、自室で毒入りコーヒーを飲んで自殺。しかし、「遺書」と書かれた便箋こそ見つかったものの、その中身は白紙だった。そして12年後の命日、家族が集まった嵐の夜に、今度は父親が自室で死んだ。傍らには毒入りと思しきコーヒーと白紙の遺書――それは、要のときと同じ状況で……。果たして、連関する二つの死の真相とは?酷い嵐のために道路が冠水して医者や警察も来られないなか、たまたま道に迷って居合わせた闖入者の男たちが事件の謎に挑む。【本の内容】