所有権の誕生

所有権の誕生の表紙画像
紙の本の定価 1,210円

この本のスキャン料金

約115g

約250円

79%OFF

加藤 雅信 / 講談社 【講談社学術文庫】

定価1,210円
初版2026-09-10

所有権の誕生 の作品紹介

いかにして「みんなもの」は「わたしのもの」になったのか? 文化人類学の知見から謎に迫る法学との原理的探究!
所有権はいかに誕生し、なぜ必要とされたのか。土地はなぜ「誰か」のものになったのか。
入会権や知的財産権を法としてどう位置付けるべきなのか。明確な土地所有概念をもつ農耕社会、それがあいまいな焼畑農耕社会、土地所有権が存在しない遊牧社会と狩猟採集社会……文化人類学の知見を手がかりに、所有権生成の論理を法律学の観点から分析する。「学術文庫版あとがき」では「消費財所有権」についてもノートを公開している。
所有権は、書かれた歴史が始まる以前に発生した。……したがって、文献等から所有権の発生史を跡づけることは難しい。実証を重んじる研究者達は、法制史的な文献研究によって所有権概念発生の歴史をたどることはおよそ不可能である「不可知」ともいうべき領域には、基本的には立ち入ろうとしなかったのである。
――本書より
本書の原本は、2001年に三省堂より刊行されました。